▶この記事で伝えたいこと

  • なぜ「収納たっぷり」が失敗につながるのか
  • 実際に起きた、収納で暮らしにくくなった事例
  • 快適な動線と収納のバランスとは?
  • モデルハウスでしかわからない“違和感”の見つけ方

◆「収納は多ければ正解」じゃない。暮らしにくさは“空間の使い方”で決まる

新築の間取りを考えるとき、「収納はできるだけ多くしたい」と思う方は少なくありません。確かに、物があふれる現代の暮らしでは“片付ける場所”の確保は安心材料のひとつです。

ですが——
「ただ多いだけの収納」は、家事の効率や生活の動線をむしろ悪化させることがあるのです。

収納は“量”ではなく“配置と意味”で決まる。
この考え方が、快適な家づくりの第一歩になります。

white wooden shelf with mirror

◆暮らして気づいた。「この収納、必要なかったかも…」

長野県で平屋を建てた藤井さん一家(30代・共働き)は、「絶対に収納には困らない家にしたい」と設計段階で念入りに収納プランを組みました。

  • 玄関には3畳の土間収納
  • リビングに大型クローゼット
  • キッチンには2列のパントリー
  • 洗面所横にもリネン庫+タオル棚
  • 廊下や階段下にもすべて収納棚を設置

引っ越し当初は「完璧!」と大満足だったそうです。

けれど、半年経ったころ、暮らしの中で違和感が…。

「通路が狭くて、家族とすれ違うたびに気を遣う」
「そもそも入れたモノを出す機会がほとんどない」

収納が増えるたびに、空間の余白と動きやすさが失われていたのです。

◆“量”を増やした結果、モノが減らせなくなる?

たくさんの収納があると「どこかにしまっておけばいいや」と、不要なモノを手放す判断が鈍りがちになります。

結果、収納が“使われる”のではなく、“詰め込まれるだけの場所”になってしまうという落とし穴に。

そして、モノが増えるたびに、家の中の「探し物」「戻しにくさ」「ごちゃつき」が増えていき、片付けの手間も逆に増えてしまうのです。

◆生活の“流れ”を遮る収納が、家事ストレスの原因に

収納そのものが“悪”なのではありません。
問題はその置き場所と生活動線との関係です。

たとえば…

  • キッチンと洗面所をつなぐ通路に設置された収納棚
  • リビングの一角を塞いでしまう奥行きの深いクローゼット
  • ドアの開閉時に他の導線とぶつかるパントリーの扉

こうした配置は、日常の動きを物理的に妨げ、**「使いにくさ」「通りにくさ」「動きづらさ」**といった無意識のストレスを積み重ねていきます。

◆展示場見学でしか気づけない“使いづらさ”とは?

図面やCGパースだけで家の暮らしやすさを判断するのはとても難しいです。
なぜなら、そこには**「動いてみて初めてわかる不便さ」**があるから。

だからこそ、モデルハウスでの実地体験は非常に重要。

以下のようなことに注目して見学してみましょう:

  • 扉の開け閉めが他の動線を妨げていないか?
  • 収納の奥行きが深すぎて、取り出しにくくないか?
  • 「ここに何を入れるか」が明確に思い浮かぶか?

3〜5軒見比べてみることで、自分たちの生活に本当に必要な収納の「形と場所」が見えてきます。

◆収納設計で後悔しないための3つの原則

①「とりあえず収納」はNG

→ 使い道が決まっていない収納は、死蔵スペースになりがち。

② 動線を最優先にする

→ 家族の動きを妨げない配置こそが快適な間取りの鍵。

③ 実物を“体験”してから決める

→ モデルハウスで収納の開け閉め・通り抜けを必ず試す。

◆まとめ:収納とは“暮らしを動かす”ための機能である

収納は、ただモノをしまう箱ではありません。
暮らしの流れを整え、家事をラクにし、空間を気持ちよく保つための“機能”です。

収納の数に満足するのではなく、生活の中で自然に活かせる配置と量を考えていくこと。

それこそが、日々のストレスを減らし、未来の「この家にしてよかった」をつくる一番の近道です。

モデルハウス見学予約の
4つのメリット

✅ 1.サクサク見学
待ち時間なくスムーズに見学できるので、貴重な時間を有効活用できます。家族との大切な週末を有意義に過ごせます。

✅ 2.効率よく見学!
複数のモデルハウスをまとめて見学できるので、効率的に情報収集が可能です。自分に最適な住まいを一度に比較検討できます。

✅ 3.専門性の高いスタッフ
専門知識を持ったスタッフがあなたの要望に合わせて丁寧に対応。理想の住まいを見つけるためのアドバイスが受けられます。

✅4.当日のやりとりがスムーズ
事前に質問を伝えられるので、当日の見学がスムーズに進みます。重要なポイントをしっかり確認でき、安心して見学が楽しめます。